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長い自粛生活でガチガチに固まった腰痛の改善に「腰の筋肉」は関係ない

 

5月21日

来院された方の施術紹介です。

 

患  者

50代 女性

 

 

症  状

腰椎4番5番間の椎間板ヘルニア腰痛

腰椎5番のすべり症

 

 

来院経緯

以前から当院に通われていたが、

患者は大阪在住で

コロナウイルスの影響もあり

2ヶ月ほど自粛し、

ほぼ毎日家で過ごす日が続いていた。

 

 

長期の自粛生活を送る中で、

運動不足・当院への通院などができず、

日に日に腰痛の度合いは強くなる。

 

 

来院する約2週間前から首〜肩甲骨付近まで

固まったような感覚になり、

 

座ったり、腰を曲げるような姿勢になると、

また腰を真っ直ぐに戻すことが

非常に困難で、

 

1分ぐらいかけて少しずつ動かしたり

腰を曲げたまま歩いていると

なんとか腰が伸びるような状態。

 

 

 

腰の左右の回旋動作も確認すると、

左右ともに15度程度傾けると

腰に痛みが走り

左右にほとんど捻ることができない。

 

 

さて、この方はどこで痛みが

取れたでしょうか??

 

 

 

結  果

左右の肩甲骨が原因してました。

具体的には、

肩甲骨の裏側にある「肩甲下筋」

という筋肉が固まっていて、

肩甲下筋の固さが原因で

結果的に肩甲骨の動きを悪くしていました。

 

 

 

ではその「腰」にまで関係していた

肩甲骨の筋肉

「肩甲下筋」がどんなのか見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像は、体の後ろから見て、右肩です。

青色になっているところが肩甲下筋。

 

 

「肩甲下筋」は、

肩甲骨の裏側にあって、

肩甲骨と肋骨の間にあります。

 

 

そして左が肩甲骨ありで右が肩甲骨なしで

青色になっているところが肩甲下筋です。

 

 

この画像を踏まえて

痛みのメカニズムを説明します。

 

 

まず肩甲下筋が固まり、

肩甲骨の動きが制限されました。

 

 

そして背中全体の可動域が制限され、

腰椎(腰の背骨)だけで動くような状態が続きました。

 

 

この「だけ」というのが重要で

実は腰椎自体は

さほど可動域を持っている関節ではありません。

 

腰椎だけで動くような状況が続き、

腰椎に負担がかかり過ぎてしまい

結果的に腰痛になったと考えられます。

 

 

そして肩甲下筋は

脇(ワキ)から触れることができるので、

片側5分程、押圧刺激を加え

腰の回旋動作を確認すると

正常可動域まで改善しました。

 

 

まとめ

今回の患者さんの腰痛の施術結果は、

肩甲骨の可動域制限が原因してました。

 

そして肩甲下筋を緩めることで腰痛の消失と腰の可動域改善。

 

 

もしあなたも同じような症状で

お悩みでしたら、ご相談ください。

 

 

最後まで読んで頂いて本当にありがとうございました。

 

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